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ヨガスタジオrucrucのブログ

第7回ヨガ哲学あとがき

こんにちは!


松山市のヨガスタジオ ルクルク

続木彩瀬です^^


「あつ~い」

しかコメントが無くなるような毎日ですね。

しかし夕立が降ったり晴れてるのに雷が鳴ったり不思議な天気です。

これも地球温暖化なのか・・・?

そのうち日本も亜熱帯な国とされるのでしょうか。。。


さて、今日は久しぶりにヨガ哲学あとがきです。

(先月書けなかった~><)

後回しにするとダメですよね。


クラスが終わったら早めに書くようにしよう。

そう自分にいい聞かせ、7回目のヨガ哲学あとがきを綴ります・・・!



 


目次
・トリグナについて
・ヨガの8支則について
・ヤマ・ニヤマとは
・yama サティヤ
・yama アヒムサ




 

トリグナについて

ヴェーダでは、人間が持つ三つの心の性質をトリグナと呼びます。


「トリグナ(Triguna)」=「心の性質、心の状態」を3つのタイプに分けたもの。 
「トリ」(tri)は「3」を意味し、
「グナ」(guna)は「性質」を意味します。

この三つのバランスを保つことが重要とされています。

ヨガを通じて、心と体を調和させ、

三つの心の性質の中でサットヴァ(純粋で穏やか)の性質を高めることが、


健康と精神的な平和を促進する一つの方法となります。


  • サットヴァ(Sattva):純粋で穏やかな心の性質です。サットヴァのエネルギーが支配的な場合、心は明るくクリアで、平和でバランスが取れています。ヨガをすると、サットヴァの性質が高まります。瞑想やプラーナヤーマ(呼吸法)などの静かで精神的な練習は、サットヴァの性質を促進します。


  • ラジャス(Rajas):活発で刺激的な心の性質です。ラジャスのエネルギーが支配的な場合、心は興奮し、欲望や競争心が高まります。ヨガをすると、ラジャスの性質をコントロールし、エネルギーを効果的に使うことが大切です。ダイナミックなヨガのポーズやヴィンヤサ・フロー(連続した動き)は、ラジャスの性質をバランスさせるのに役立ちます。


  • タマス(Tamas):重く暗い心の性質です。タマスのエネルギーが支配的な場合、心は鈍く、惰性に陥り、消極的になります。ヨガをすると、タマスの性質を乗り越え、内なる力を引き出すことが重要です。ヨガの練習を定期的に行い、身体を活性化させることで、タマスの性質を克服できます。


私も含め、現代人はラジャスなエネルギーが強いように思います。

生化学的な表現をすると、交感神経優位で、アドレナリンがガンガン出ている状態です。


ラジャスなエネルギー状態では

人からの評価や尊敬されたいなどの願望が生まれます。


それらが満たされないと、

怒りや嫉妬、貪欲さというものが生まれ

結果的に自分を苦しめてしまうのです。


ヨガを練習したい・ヴェーダを学びたい

誰かのため、社会のためにに何かをしたい

このようなものがサットヴァな願望と言われます。


時にラジャスに傾くこと、タマスに傾くこともあるかと思います。

・・・だって人間だもの。


ただ、そのラジャス・タマスなエネルギーに支配されてしまうと苦しいのは自分です。


そちらのエネルギーに傾いた時に

「あ、そういえばヨガでラジャスとか言ってたな」

と思い出せると、自身を客観視することができます。

そして

ヨガをしたり、瞑想をしたり、その他温泉や釣りなど自分の心が安心できること喜ぶことをして、サットヴァなエネルギーに戻してあげられると良いですよね。


体を鍛えるにも時間がかかるように、

心を鍛えるのはもっと時間がかかります。


日々の生活で練習して鍛えていきましょう💪


 

ヨガの8支則について


下記の説明文は少し硬い内容になりますので、

さら~と目を通しながら、後半部分からまた読んで頂ければ嬉しいです^^


ヨガの8支則とは、パタンジャリのヨガ経典「ヨガ・スートラ」に記されている、

ヨガの実践における8つの柱を指します。


私が練習している「Ashtanga Yoga-アシュタンガヨガ」は

サンスクリット語で8が「aṣṭau」

8支則のヨガという意味があります。


これらの8支則は、ヨガの道を歩むための指針や道徳的な規範を示しています。

以下にそれぞれの支即を簡単に説明しますね。


  • ヤマ(Yama):倫理的な規範や禁戒を示す。他者への思いやりや善意、非暴力、正直さ、適度な生活、貪欲さを避けることなどが含まれます。

  • ニヤマ(Niyama):自己規範や自己鍛錬を示す。清潔さ、自己研鑽、満足、自己統制、信仰などが含まれます。

  • アーサナ(Asana):ヨガのポーズや体位を指す。身体を健康に保ち、心と身体の調和を促すためのポーズの練習が含まれます。

  • プラーナヤーマ(Pranayama):呼吸法を指す。呼吸をコントロールすることでエネルギーを整え、心と身体を浄化する練習が含まれます。

  • プラティヤーハーラ(Pratyahara):感覚の制御を指す。外部の刺激から心を引き離し、内面への集中を促す練習が含まれます。

  • ダーナ(Dharana):集中を指す。心を一つの点に集中させることで、内なる静寂と瞑想への準備を整えます。

  • ダヤーナ(Dhyana):瞑想を指す。心を静め、集中を深め、内なる自己とのつながりを探求します。

  • サマーディ(Samadhi):超意識の状態を指す。完全な瞑想の境地に達し、自己との統一、内なる平和と無限の意識への融合を実現します。


これらの8支即は、ヨガの道を歩む上でバランスを取りながら実践していくことで、心身の健康と精神的な成長を促すことができます。ヨガの練習において、これらの柱を意識して取り組むことで、より深いヨガの実践を体験することができるでしょう。


まず、アーサナを練習する前に

ヤマ・ニヤマという道徳的な規律を守りましょう。と言われています。


 

ヤマ・ニヤマとは何か?


ヤマとニヤマは、ヨガの実践において、個人の心と行動を調和させるための基本的な指針です。これらの原則を実践することで、内なる平穏と調和を持ち、より充実したヨガの練習と生活を送ることができると言われています。


ヤマ(倫理的指針):

  • アヒンサ(非暴力):自分自身や他のすべての生き物に対して暴力を行わないこと。自分を含めた全ての存在に対して優しさや思いやりを持ちましょう。

  • サティヤ(正直さ):真実を語ること。自分自身や他の人々とのコミュニケーションにおいて、誠実さを大切にしましょう。

  • アステヤ(盗まないこと):他者の所有物や知的財産を盗まないこと。正当な手段で自分の目標を追求しましょう。

  • ブラフマチャリヤ(節制):過度な欲望や衝動を抑えること。自己制御と節度を持って生活しましょう。


  • アパリグラハ(無欲):必要以上のものを欲しがらないこと。不必要な物質的な欲望を持たず、シンプルな生活を楽しみましょう。


 

ニヤマ(自己規範):

  • シャウチャ(清潔さ):身体や心の浄化を重視すること。ヨガの練習を始める前に身体を清め、ヨガのポーズを行う前に心を整えることが大切です。

  • サントーシャ(満足):現状に満足し、感謝の気持ちを持つこと。自分自身を受け入れ、幸せを見つけることが大切です。

  • タパス(精進):練習に熱心に取り組むこと。ヨガの練習を日常的に行い、成長と向上を目指しましょう。

  • スヴァーディヤーヤ(自己研鑽):知識を追求し、自己啓発に努めること。ヨガの哲学や理論を学ぶことで、自己理解を深めましょう。

  • イーシュヴァラ・プラニダーナ(神への献身):宇宙や高次の存在に対して敬意を持ち、自己の行動を神聖なものとして捉えること。ヨガの練習を精神的な成長への旅として捉えましょう。


沢山あり、訳が分からないかと思いますが

ブログ読みながら難しい顔にならないでくださいね。笑


これからはもう少し日常に沿ってお話しするので、是非最後までお読み頂ければ幸いです。


難しく感じる方は最初は上の内容はすっ飛ばして、

下記二つだけ意識して頂ければグー🙆‍♀️です!



 

サティヤについて


サティヤとは正直であること、嘘をつかないこと


皆さん詐欺とかしたことありますか?笑

嘘も方便なんて気持ちで小さな嘘をつくことはありますか?


「騙してやろう!」

そう思って嘘をつくことはあまり無いかもしれませんが、


自分自身に嘘をついていることは無いですか?

本当は怒ってるけど怒ってないフリ😊

全然大丈夫じゃないのに大丈夫なフリ😊

楽しくないのに楽しいフリ😊

体調悪いのに元気なフリ😊


心の中は

🥺😢😡😑😮‍💨🤨


ずっと続けているとこんな感じになりそう

🙂🙂🙂🙂🙂🙂


感情、言葉、行動、

この3つが一致していない生き方は

自己分裂が起こると言われています。


自己分裂が起こると

「自分のことがわからない🤦‍♀️」

そんな風になってしまいます。


自分の好きなことが分からない

なにがやりたいのか分からない

自分の意見なんてない

他人に流されてばかり

・・・疲れる😩


そんな人はまず、

良い人のフリをやめてみよ👋


時として、正直に生きることは難しいかもしれません。


「自分に素直に生きる」

そんなカッコいい言葉じゃなくて

“思ってないことは言わない"くらいから始めてみると大きな一歩になるかもしれません。


最近自分に嘘をついたことはありますか?



 

アヒムサ


アヒムサとは非暴力・不殺生です。

アヒムサについてはスタジオでも少しお話ししたことがあります。

そして仏教の教えにも不殺生がありますよね。

ご存知でしょうか?


さて、全人類・生物はDNAレベルで殺されたくない・傷つけられたくないという意思を持っています。

傷つけられたくないからこそ動物や虫は逃げ、時に人間を攻撃してきます。


自分と家族が幸せであれば他の人は傷つけても良いのでしょうか?

人間だけが生きていれば良いのでしょうか?

犬は可愛いから動物虐待なんて許せないけど、

他の動物や虫は殺しても良いのでしょうか?

誰もが生きる権利と何らかの役割を持ちこの世に生まれてきます。

それら全てのものを無条件に傷つけないようにしましょうと聖典は言います。

綺麗事にも聞こえるかもしれませんが、

実際そうであり、それが調和なのです。


だからと言って急にベジタリアンになれという極端なお話でもありません。


まずは、自分の周りの人を傷つけないことからしていきたいですよね。

たまにしか会わない人には優しくできるけど、

近い関係の人には難しかったりしませんか?


では、どうしたらアヒムサを守り人を傷つけないように出来るのか?


それは「自分自身が満たされること」だと言います。


自分が不満ばかりを抱えていると、心に余裕はありません。

小さなことでイライラしてしまい、負の連鎖に陥る。

そんな経験をしたことある方もいるのではないでしょうか?


自分が満たされるには

ヨガを実践すること、VEDAを学ぶことがとても大切です。

実際、シャバーサナの後は皆さん心満たされた感覚になるのではないでしょうか?

VEDAの学びでは安心の本質が何かということを学んでいきます。


そしてもう一つは、「期待しないこと」です。

期待が大きければ大きいほど叶う確率は低くなりますよね。

そして期待が裏切られた時

「怒り・悲しみ・落胆」等の感情が生まれます。

これらの感情がまた自分を苦しめ、アヒムサを守れなくするのです。


では何にも期待せずに生きるのか?

といえばそうでもなく、

これは私の栄養学の先生の言葉になりますが、

「期待≠信頼」

だそうです。


う~ん、むずかしい。笑



まずは自分が満たされていることに気づき、

アヒムサを守れるように意識していきましょう。



次回は8/24(木)12:20~初めてのヨガ哲学


9月23.24は谷戸先生のWSですので、 皆さん予定を空けておいてくださいね♩


ではまた。


Om shantih shantih shantih


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